あらすじ

――俺はいわば、籠の中の鳥だから――

アルバーン王国の筆頭貴族ロヴァート公爵家は大昔から血族婚を繰り返している。
それは、自分たちの血こそがこの世で最も尊いものであり、他家との交じわりと忌み嫌っているから。
そんなロヴァート公爵家の本家に生まれたイライアスは特殊な性を持つ《子を産むことが出来る男》だった。それゆえに、幼少期から屋敷の中に閉じ込められて育ってきた。

そして、19歳を迎えたある日。イライアスは五つ年上の従兄との結婚を強引に決められてしまう。
その従兄のことが苦手であり、かつこの家の風習に疑問を持っていたイライアスは全力で拒否。婚約発表の日までに、屋敷から逃げ出す計画を立てる。

しかし、屋敷の中だけで育ってきたイライアスにその術はない。
諦めかけたとき、イライアスが出逢ったのは――美しい赤色の目を持つ男ジャロッドだった。
彼はロヴァート公爵家に恨みがあり、当主を殺しに来たという。

だから、イライアスは告げた。

「俺を攫って。そうすれば、この家の直系の血筋は途絶える」

美しさゆえに孤独に苛まれる魔物と、鳥籠の中で生きてきた無垢な令息。二人の逃避行という名の、いずれ復讐になるボーイズラブ。

▼掲載先→アルファポリス《限定》
※倫理観ゼロのダークなお話です。登場人物のほとんど全員がおかしい人です。また《血族婚》《男性妊娠》の表現があります。これに関しては苦手な方はプラウザバックしていただくのが賢明かと思います。

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アルファポリス
アルファポリス2024/01/15
  • 現在の作品【R18】鳥籠の中の公爵令息は、美しき魔物に攫われる。