あらすじ

この世界には、神が存在する。 御伽噺のように空想の存在ではなく。 ハッキリと存在して、この地上に住む命を管理していた。 神は己の世界で生きる命全てを正しき道へと導く――が、例外はある。 突如、世界中で発生した異常現象。 目に見えないウィルスのようなそれは、この世界に住む人間にだけ感染する。 それは、人間たちに強い影響を与えてその体を”変異”させるものだった。 身体に対して目に見える変化はない。が、一度感染すればこの世界を蝕む”毒”となる。 温厚な動物を狂暴化させて、植物を腐らせてしまう。 そうして、土地を汚染し、美しい世界の秩序を崩壊させていくのだ。 時間が経てば経つほどに、周りに与える影響は強まっていく。 神はその存在たちを危惧し、人間たちに任務を与えた。 それはこの世から、感染者を――抹消する事だ。 感染者たちを人々は――異分子《キャンサー》と呼ぶ。 異分子に人権は存在しない。 異分子が他の人間のように自由に生きる権利はない。 ”俺たち”は死ぬまで管理されて、死ぬまで苦痛を強いられる。 これは、死ぬ事が出来なかった猟犬の物語。 俺という世界にとっての癌が――死に場所を探すだけの話だ。 ※小説家になろう様にも掲載しています。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2024/01/09
  • 現在の作品死にぞこないの猟犬は世界を知る