あらすじ
「婚約者がお馬様だなんて、わたくし聞いてませんわァ──ッ!」
小国エイロスの第二王女、ライネリカ・ベルジャミンには、生まれた時から婚約者がいる。それはエイロスを属国とする大国が定めた婚約者で、成人するまで顔も名前も知らない相手だった。
唯一分かるのが、人間ではない、「神の国」と呼ばれる国の異形であるということだけ。
大国に呼びつけられ、従者二人と共に恐れおののきながら向かった彼女は、生まれて初めて婚約者と顔を合わせた。
そこにいたのは、翼の生えた喋る白馬、だったのである。
どうやらその白馬は、ライネリカが次代の国母として死する姫であることを、知っているようだった。
白馬の婚約者フィーガスは、ライネリカがエイロスに眠る国母の餌であることを伝え、生き抜く道を突きつける。
手を差し伸べる彼に、彼女は傷つきながらも心を改めるのだった。
婚約者と結託し、自らが生きる手段を模索始めたライネリカ。
エイロス内部の立場や思惑、大国の情勢に影響を与えながら、彼女は少しずつ歩みを進めていく。
その過程で婚約者とも親愛を深めていくライネリカだが、大国で開かれた、とある祝賀会の最中、国母に意識を乗っ取られてしまう。
ライネリカが再び意識を取り戻した時、エイロス国の終焉が始まろうとしていたのだった────。
国の為と死ぬために生まれた王女を取り巻く、彼女と運命を共にする六人の『騎士』と、家族であったソレを助けたい白馬の婚約者。
彼女達が生き抜く為の異種恋愛戦記。
※王子王女が多いので、皇子・皇女表記もございます。深い意味はないので、流してお読み頂ければ幸いです。また、倫理観の欠如、生理的不快感を煽る描写が出てきます。ご注意ください。
※小説家になろうにも掲載中
※ジャンルを異世界ファンタジーから恋愛に変更しました。