あらすじ

クラスメイトの幾多千世《いくたちせ》は発明家だ。  僕は助手じゃない。ただのクラスメイト。  そんな彼女がなんとタイムマシンを発明したらしい。  ……けど、失敗だった。  ふわりとした浮遊感とともに、僕たちはまとめて暗闇に放り出された。 「助手! 366番目の世界線で君を待つ!」  気が付くと、僕は椅子に座っていた。  見慣れた部室には幾多千世がいた。 「千世!」 「お、どうした」  彼女は訝しげに僕を見る。  その表情は心配というより、戸惑っているような。  まるで急に頭がおかしくなった人を見るような。 「君はいつから自分の姉を名前で呼ぶようになったんだ、博孝《ひろたか》」 「……はい?」  パラレルワールドに迷い込んだ二人が元の世界で待ち合わせる青春SF短編です。

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カクヨム
カクヨム2024/01/13
  • 現在の作品パラレルワールド・ランデブー