あらすじ
妖精族のリアはなぜか竜人族の国の海辺で記憶を失い倒れていた。
その海辺の領地の領主エ―デル公爵に保護されたのだ。
リアは見目麗しく保護されてすぐに公爵に求婚されるくらいであった。
しかしそれをむげにし続ける毎日に辟易としていた。
リアは殿方に煩わせない『自由』と『自立』を欲していたのだ。
リアは記憶を失う前相当抑圧された日々を送っていたのだろうか。
記憶もなく異国の地である竜人国でのリアの身内捜索は難航していた。
ある日エ―デル公爵の旧友であり、『夫』を名乗るルドルフが現れる。
彼は死んだと思っていた大人しく従順で一途だった妻『フローリア』がリアだという。
リアはドラキュ―ル伯爵夫人だという。
皇太子をも虜にした魔性の女だと。
リアは拒否した。
記憶も愛着もないのに貴族の妻である『籠の鳥』に戻るのを拒否したのだ。
『わたくしじゃじゃ馬なんです。
自由のために離縁してください』
「そんな『じゃじゃ馬』な君を愛したんだ。
今までは尽くさせてしまった。
離縁はしよう。
政略結婚など不本意だった。
これからは尽くさせてくれ。
記憶がなくとも。今度は君に惚れてもらえるようにしたい。
俺は君の下僕だ。」
『竜人族はドMですのッ…………?』
ある事情で『自立』出来ないリアはルドルフが雇った用心棒と同居することに。
「お前の過分な自己犠牲で救った命が。
お前亡き後どう悲しむか考えたのか」
一人は財力と包容力で。
一人は側にいて厳しくも叱咤激励する。
自立して旅をしたいリアが元夫ルドルフとルドルフに雇われた用心棒ルードリヒ二人に溺愛される日常に翻弄されていく。
過去のリアは数々の男を虜にしたらしい。
記憶もないのにリアの求婚者も信奉者も後を絶たない。
タイプの違う
二人の男に悩まされながら世界の『歪み』に巻き込まれる。
何故リアが記憶を無くしたのかもわからない。
彼女は自殺なのか。事故なのか。はたまた違う思惑があったのか。
リアの過去フローリアの『生死不明』の事故は謎が多かった。
リアは本当にフローリアなのか。
元旦那様ドラキュ―ル伯爵は信用出来るのか?
謎を握るのはリアの『能力』にあるらしい。
記憶もないのにバツイチの女の子が愛で世界を救う話。