あらすじ
僕の人生最大の幸運は「小学校でたくさんの友達と出会えたこと」だろう。文武両道に才色兼備。天才に鬼才。令和のアインシュタインなんて呼ばれている親友もいれば、どんな人間とも仲良くなれちゃうコミュニケーション強者に、スポーツで日本一に輝いた化け物だっている。この『ダンジョン探索時代』に、幼いながらにプロライセンスを持っている親友も。
でも月日が経つにつれて進路は分かたれ、僕たちは離ればなれになった。
僕は高校卒業後に会社員として一般企業に勤め、普通の暮らしを続けていた。そして、久しぶりに親友から連絡が来たのは三年後のことだ。かつての仲間達で探索者ギルドを立ち上げないか? という連絡を受け、僕は気楽に引き受けた。
――――それがすべての始まりだった。
小さいときから頭一つ抜けていた彼らは探索者としても優秀だった。優秀すぎた。最強だ。気がつけば『現代ダンジョン時代』に頭角を現している。RTA配信なんかもしている。そして僕は彼らが所属するギルドの立ち上げメンバーの一人だ。よって周りからも「凄い奴だ」と勘違いされ、頼られることも増えて……。期待が重すぎる! や、辞めたい……! でも、辞めさせてもらえない!
☆ハーメルン様でも同時掲載中です。