あらすじ
ストック48話(10万字)有ります
【第1話冒頭より】
何故このタイミングなんですかね?
「無能な我が息子アルスタに告ぐ。常闇のダンジョンから無事に戻れたら、我が一族の末席に名を連ねる事を許してやる。直ちに出立せよッ!!」
怒りの形相で、俺の前から消えろクズがッ的にそう告げたのは、伯爵家当主にして父親であるカールトン・ファーラング。
重厚で豪華なインテリアが並ぶファーラング伯爵家の執務室で、僕は突然アルスタの意識の中で覚醒した、と思えば父親に『出立せよ!』とか言われちゃってる。
ファーラング家の地下には帰らずのダンジョンとも呼ばれる、誰一人帰ってきた者がいない『常闇のダンジョン』がある。ファーラング家では、無能力者はそのダンジョンに行く事が習わしとなっていた。そこに行けと父は言う。
『常闇のダンジョン』に入る事は死を意味している。先行きの無い未来にアルスタの自我は崩壊し、壊れ、そして果てた。
そんな自我を失ったアルスタの意識の中で、何故か分からないけど僕が目覚めた。覚醒した僕には異世界日本という国の記憶がある。これも謎現象だ。
しかしだよ、ほぼ死を宣告されたこの状況で僕にどうしろと言うのよ?
続きが気になる方は、本編を宜しくお願いします。
無能と呼ばれた十三歳の少年アルスタが、祖国から遠く離れた国で、魔物を倒したり、人々を救済したり、某国の陰謀に立ち塞がったりして、聖人様と崇められる様になるお話です。
1話〜5話は少し暗い話ですが、6話からコミカル要素が加わります