あらすじ
五年一組のクラスで目立たず、勉強の中で得意科目がなく、友だちもいるわけではない男子のすみとは休み時間にぼうっとしていた。すみとは、クラスメートで頭の良いひゆうと、運動が出来て友だちも多いみあきみたいになりたいと考え、二人の絵をノートに描いていた。すみとは絵を描くことが好きで得意な方だった。次の授業が始まると、すみとの視界がだんだんぼやけ、視界がやっとまともになるとテストの用紙が目の前にあった。すみとはテストの問題を解くとき、何とすらすら解けてしまった。急に勉強が出来るようになったすみとはクラスメートたちにチヤホヤされていた。しかし、どこかもやっとなっていた。また、みあきのように友だちが多く出来、運動も急に出来るようになったすみとだったが、あまり満足をしていなかった。ひゆうとみあきが絵を見せ合いながらやりとりをしているところを見たすみとは、自分の描いた絵を二人に見せた。しかし、すみとの絵は酷く下手になっており、すみと自身嘆いていた。ひゆうとみあきみたいになれなくていいと叫んだあと、担任の楪先生の声で気が付いたすみとは、これまでのことは全て夢だったことが分かった。まだすみとは寝ぼけていたためか、ひゆうとみあきの絵が描いてあるノートのページを開いてしまい、たまたま本人たちに見られてしまった。