あらすじ

「――本案に賛成の諸君の起立を求めます。……過半数と認めます。よって本案は可決されました」 撮影罪。長い議論の果て、ついに可決され成立の運びとなったこの新法により、許可なき撮影行為は明確に犯罪となった。 どうしてこのような法律が作られたのか。 単純な盗撮の他、仲間内での迷惑行為の撮影及びネット上に公開、リベンジポルノ、電車の撮影の際のマナー違反、競技会場における観客席からの女性アスリートの撮影など砕けた言葉でいうのなら、過ぎた道具を手にした猿共が世を横行闊歩しているせいである。 何かあればすぐにスマートフォンを取り出し、撮影開始。自己顕示欲を満たしたいがだけのために肖像権など知ったことか(実際、知らないのかもしれない)SNSに晒上げ、その対象物が多少の非があるならまだしも、ただ顔がキモい。禿げている。動きが変などと人の尊厳を無視し、晒し者笑い者晒し首縛り首公開処刑私刑私刑ああ、恐ろしや。。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2024/01/10
  • 現在の作品撮影罪