あらすじ
今から17年前、帝国暦673年・統一歴1735年。
魔王を名乗る魔物の王に率いられた魔族軍団により全世界が大混乱に陥る。
事態を重く見た大陸列強国の一つ、リーナス帝国は自国が誇る最高戦力、6人の天剣を最前線に投入。
帝国史上最年少の15歳で天剣となっていた”魔法の天才” ”全属性使い” ウェストニア・ベルファストも魔族との戦いに身を投じる。
そして15年前。帝国暦675年・統一歴1737年。
大陸諸国連合の前に追い込まれた魔族軍が乾坤一擲、大規模な反攻作戦にでる。
帝国南端部、魔族領域との境界線であるサンガー平原にて大規模な野戦が発生。
対応が後手に回った大陸諸国連合は3000対10万にもおよぶ絶望的な戦いに望むことになった。
しかし絶望的な戦力差の中、天剣ウェストニア・ベルファストが人類史上初めて”第10階梯魔法”の発動に成功。
魔族軍に壊滅的な被害を与えたことで人類と魔族軍の間では事実上の停戦状態となる。
人類側、魔族側に多大な傷跡を残した”第一次人魔大戦”はこうして終結した。
魔族軍を退けた英雄ウェストニア・ベルファストは第10階梯魔法の発動と引き換えに魔法を失い、そして表舞台から彼は消えた。
それから15年。帝国暦690年・統一歴1752年。
人類生存圏の東端に位置するフィアール王国の中でも辺境の開拓都市アルテアにて。
32歳のおっさん、”剛拳のウェス”は今日も一人でモンスター狩りに勤しんでいた。
これは全ての魔法チートを失った異世界転生おじさんが年齢的にも再びおじさんになり、そして己の身一つで再び世界のために立ち上がる物語。