あらすじ
世界にダンジョンが出現して以来、ダンジョンに入る者はダンジョンから『騎士』や『魔術師』といったクラスの力がランダムで与えられ、その力でダンジョンからとれる現実を凌駕する性能の物品を得てミリオネアになる者や、ダンジョン攻略をきっかけにバズったインフルエンサーなどが誕生していた。
その一方で、水梨(みずなし)創(そう)はダンジョンに入らずクラスのリセマラを数年間にわたってひたすら繰り返し、誰も手に入れたことがない未知のクラス『初期アバター』となる。
それは、あらゆるダンジョン内の物を手に入れることも装備することもできず、常に初期状態でいなければいけない代わりに、それらを経験値に変換できる能力だった。
強力なアイテムや装備を使えないハンデがある分、安全のためにひたすら経験値を稼ぎ続ける水梨は、自分でも気付かないうちにダンジョン探索者の中でも最強のレベルになっていて――。