あらすじ
罪を贖うために騎士になった。
国の為にと働いていたら、いつの間にか騎士団長と呼ばれていた。地位が上がっても嬉しくない。
ただ罪を贖い続けるためにまた働いた。
そんな俺に好きな人が出来た。
口下手ながら口説いたら、すぐフラれた。
「ドナちゃん、好きだよ〜」
「……どうも。お帰りはあちらです」
「つれないねぇ」
へらへらへらへら。軽薄な笑顔を貼り付ける。昔なら絶対こんなふうに笑わなかった。
良くも悪くも、彼女は俺を変えた。
依然として俺と彼女の距離は縮まらない。
別に、好きだと伝えるだけで十分だから、俺としては問題は無いけど。
「好きだなぁ」
ま、罪が消えるわけでもないからな。
彼女に愛を告げて、また、国のために働いた。