あらすじ

そこには、本を抱えた少女が立っていた。 私と少女の間には、十二月の凍えるような冷たい風が吹き抜けている。 そう、ここは七階の建物の屋上であり、その端に少女は立っているのだ。 可能性を察した私は少女を止めようと駆け寄った。 否、正確には駆け寄ろうとした。 此方に気付いた少女が、笑ったのだ。驚くほど無邪気に、そして少し不気味に。 呆気に取られていると、少女は静かに足を踏みだした。 「貴女は物語が好き?人は何故物語を書くのかな」 「皆、色々な悩みを抱えてる。それに大小は関係ない」 「言葉は綺麗が故に、また綺麗に人を傷つける」 「そんな物書きになりたいな」 これは「人が物語を書く理由」を知る為に始まった、誰かの少し変わった思いつきだ。

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カクヨム
カクヨム2024/01/01
  • 現在の作品創造の憂鬱