あらすじ
ラセルは、十五歳の誕生日を迎えたその日に〈祝福の儀〉でレベル0を授かってしまう。
しかも、言い渡されたクラスは、不遇職とバカにされている贈与士(レベル・ギフター)。
魔物を倒すたびにレベルが下がるこの世界においては〈祝福の儀〉で受け取るステータスがすべてだ。
魔術学院時代から婚約を誓っていた許嫁にもアパートを追い出され、ラセルは人生最良の日である十五歳の誕生日に人生が詰んでしまう。
許嫁には迷惑をかけられないという思いで、ラセルは国を出てほかの土地へ行こうと決断する。
その最中、ラセルは魔物の襲撃に遭う。
レベル0の彼が敵うわけもなく、ラセルは死を覚悟して敵の攻撃をその身に受けた。
しかし。
その時、思ってもみなかったことが起こる。
レベル0は、マイナスのオーバーフローを起こして、レベル999となったのだ。
この時のラセルはまだ知らない。
贈与士(レベル・ギフター)には、隠された力が秘められているということを。