あらすじ

山下美月は、どこにでもいそうな少し可愛い平凡な女子高生。 運動は苦手で、読書やピアノを引くことが好きな引きこもり体質。 そんな彼女が通う高校は、私立清風学園。 海に近く、少し小高い丘の上にある高校はスポーツが盛んな高校。 2年生の夏休み。彼女は下駄箱の上に忘れてきた腕時計を回収しに、学校へと向かう。 部活動が盛んなこともあり、校庭では学生の声が響いているが、対して校舎の中は静寂そのもの。 見上げた校舎では、一つだけ窓が開いた教室がある。 用事を済ませた彼女は、友人を待つまでの間、その教室へと足を運んだ。 教室では、絵を描いている教師が一人。 精悍な顔立ちで、年齢にそぐわない老け顔の教師は名前を北条義隆といい、生徒の間ではおっちゃんというあだ名で呼ばれていた。 そんな不釣り合いな光景と、彼の描く絵に美月は心を奪われる。 彼は言った。 「これは僕の想像した女性の姿だから」 少し、寂しそうに答える彼に、美月は少し興味を持ち始めた。

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カクヨム
カクヨム2023/12/29
  • 現在の作品彼が絵を描く理由