あらすじ
「栄誉ある国宝パーティには薬士など不要だ。この底辺職が、身の程を知れ!」
その日、薬士アディン=バレルは幼馴染らと立ち上げたパーティ〝アルバレスト〟から突如追放された。
新国王の勅命により国宝パーティとなってすぐのことである。
仲間たちは異を唱えたが、追放もまた王の命令であり逆らえない。
アディンは惜しまれる中、追放を受け入れるしかなかった。
しかし失意のアディンがギルドへ帰って早々に大問題が発生する。
国が抱える問題の種〝塔〟が突然に急激な成長を示したのだ。
このままでは魔物が外に溢れ出てしまう。
アディンはギルドの指示で即席パーティを結成し、〝塔〟へと向かうことに。
だが激戦の末に仲間たちは次々と逃げだし、〝塔〟の中でたった一人となってしまう。
それでもアディンは諦めなかった。
一人で〝塔〟を登り続け、ついに異変の元凶である『魔王級』の魔物と対峙する。
しかし敵は生半可で勝てる相手じゃない。
それゆえにアディンは持てる力すべてを発揮し対抗することを決めた。
実は彼の本当の職業は薬士ではなく非公式職【薬闘士】。
先天性能力【リテイカー】のアビリティを行使する希少万能職だったのだ。
その力を駆使して辛くも『魔王級』を倒すことに成功するも、直後に異常が発生。
疲弊しきっていたアディンは成す術もなく天井の穴へと吸い込まれてしまう。
意識が薄れゆく中で謎の湖へと落ちるアディン。
するとそんな彼の視界には銀翠の髪を持つ女性の姿が映り込んで――
アディンはアルバレスト離脱をきっかけに、徐々に騒乱の渦へ巻き込まれていく。
彼の詳細を知らない新国王、フリーとなった彼を狙う諸国、さらにはその能力を高く買っているギルドまで。
果たしてアディンは命の恩人ミュナや仲間と共に苦難を乗り越えられるのか?
異世界の片隅にて、二人と仲間たちが紡ぐ新たな冒険譚が今始まる。
※年始まで毎日12時x3と18時x2の5話更新予定、7日まで毎日12時と18時の一日2話更新予定です!