あらすじ
人間に与えられたもの。それは自身が「人」であると同時に「尊厳」を持つ、貴重な生き物であることだ。
人生、一人で生きるには、心は人里離れた場所で森の中、雨の中、木のうろの中と過ごしているつもりでも。人の喧騒はとても魅力的に感じる。
人への憧れ。私たちは、他人に憧れる。近くにいたい。話がしたい。挨拶だけでもしてくれるのはありがたいだなんて、そう思えるくらいには。
ひとりぼっちになってきた。つらかった。
もうじき年が明ける。飛躍の卯年から、隆盛の雲の運河を空高く飛ぶ辰のように。
私の来年は、誰かとお話をいっぱいすること……。