あらすじ
(うおォン! 俺はまるで人間火力発電所だ!)
独身OL小町青葉は疲れていた。
人の心の声が聞こえてしまうために、彼女は、社会に渦巻く暗い感情にやられて、疲弊していた。
そんな彼女の唯一のストレス発散方法は、料理をすること。
その日も、残業帰りにスーパーに寄ってからアパートに帰ると、自室の前に人がうずくまっていることに気づく。
それは、現役高校生にして、数年前にお世話になった絢辻家の御曹司、絢辻海斗だった。
無口な彼は、言葉の代わりに腹を鳴らす。
お腹が空いているならと夕食を振る舞うと、海斗の心の声が届いてきた。
(はぁん……! しゅごい! おいちい! 好き!♡ 料理上手な青葉さん大好き!♡)
彼は、美味しい食事をすると脳内でタガが外れるらしいのだ。
突如流れ込んできたギャップのある声に狼狽えながら、青葉は海斗がろくな食生活を送っていないことを知り、ご飯を作ってあげることに決める。
無口で饒舌なカレとの、静かで騒がしい食卓が、青葉の人生を少しずつ変えていく。
【作者から】
毎日18時過ぎの更新(が目標)です。
ストックが死んだら不定期更新になります。許してちょんまげ。
1月中に完結します。