あらすじ
隣国の王様は妹を溺愛しておられますが、妹の婚約者を奪った私のことを深く恨んでおいでです。
どうして私が隣国の王子様に溺愛されているか? それは、私がある方法で王子様の心を掴み、その心を癒したからです。
そんなある日のこと、隣国の王様であるお父様がお亡くなりになったとの一報が届きました。
私の婚約者であった王子は悲しみのあまり、魂をどこかに飛ばしてしまい、この世から姿を消してしまいました。
ああ、これで婚約者の座は私のもの。
その喜びで、私は心の中でほくそ笑みました。
隣国の王子様は私を愛し、私との婚約を認めてくれました。
ですが、その喜びもつかの間、あろうことか私の妹がこの国の王様と結婚してしまいました。
いくらお父様が亡くなり悲しみにくれていたとしても、妹がこの国の王様と結婚してしまうとは・・・。
これが妹ではなく私でしたら、私も悲しんだと思いますが・・・。
ああ、世の中は無常です。
そう落胆しているところに、隣国からの使いの者がやってきました。
どうやら、王様が亡くなられ、王子様も行方知れずになったということで、私をこの国の新しい王妃に迎えるとのことです。
この知らせは私にとって、最高の吉報でした。
隣国の王子様は私を愛し、私も隣国の王子様を愛する。
そんな理想の関係をこの国で築くことができるなんて・・・ああ、なんて素晴らしいことでしょう!
「これから一緒に頑張ろう」
私がそう言うと、彼は嬉しそうに頷きました。
これで私は幸せになれるんだ。
そう思うと、私は思わず泣いてしまいました。
「大丈夫?」
彼はそう言って私の涙を拭ってくれました。
ああ、なんて優しい人なんだろう。
やっぱり、この人が私の王子様なんだわ! こうして、私と隣国の王子様との新たな生活が始まりました。
私たちは順調に愛を育んでいきました。