あらすじ
*簡単なあらすじ*
かつては剣と魔法が戦場の花形だった世界。
しかし時は流れ、魔導技術の結晶たる着用型魔導アーマー、通称ゴーレムが戦場を支配していた。
東の帝国が密かに設立していたゴーレムの実験機部隊【機天使】に所属する複製強化人間の少女ヘンリエッタは、会ったことのない唯一の肉親である母、アリスが西の地にいるという情報を得た。
母を探すために、ヘンリエッタは彼女専用機である白兵戦特化型ゴーレム【ヴォーパルバニー】と、補給修理妖精のレムと共に部隊から抜けだし、目撃情報があった西の地にある独立傭兵都市テュフォンへと潜入する。そこで彼女はかつて英雄と呼ばれながら、依頼主を裏切るという最大のタブーを犯した男、ジルと出会う。
社会経験皆無なヘンリエッタが危なっかしくて見ていられず、ジルは彼女を保護、さらにフリーの傭兵として働きながら母親であるアリスの情報を探ればいいと提案する。
こうしてヘンリエッタはジルのアドバイスを受けながら、人としての生活や幸せを取り戻しつつ、傭兵として成り上がっていくのであった。
<もっと詳細なあらすじ>
そこはかつて、剣と魔法の世界だった。
魔法と錬金術を組み合わせた魔導技術によって世界は発展したが、空を【竜】と呼ばれる有害知的生命体に塞がれ、人類は未だに大地に束縛されていた。
そうして空を封じられた戦場では有視界戦闘が重視され、魔導技術の結晶たる【ギア運用型重歩兵用外骨格モジュール】G・O・L・E・M――通称ゴーレムが戦場の花形となり、各国がその開発、運用を競い合っていた。
そんななか、技術立国である東のエオステン帝国では、秘密裏に非人道的実験機を運用することを前提とした秘匿部隊【機天使】を設立。実験機運用の為だけに生み出された複製強化人間である少女ヘンリエッタは、自分の出生の秘密を知る母、アリスが西の地にいることを知り、彼女の専用機である白兵戦特化型ゴーレム【ヴォーパルバニー】と補給修理妖精であるグレムリンのレムと共に部隊を抜けだした。
目指すは、世界の火薬庫とも呼ばれる大陸の中央部にある、独立傭兵都市テュフォン。
ヘンリエッタはそこで、かつては英雄と呼ばれたゴーレム傭兵でありながら、依頼主を裏切るという最大のタブーを犯し、今は失意のなかただ空を見上げるだけの男――ジルと出会う。行くあても母の情報もないヘンリエッタは、ジルの提案でフリーの傭兵、コールサイン【ゴーレムラヴィ1】として働きながら、母を探すことになった。
常人では耐えられない加速と、並の反射神経と動体視力ではついていけないほどの速度で接近し、ただ首を斬ることだけに特化したヘンリエッタとその機体は〝首斬り兎〟という二つ名と共に瞬く間に戦場で話題となる。
そんなヘンリエッタの噂を聞き付け、クセの強い傭兵達と交流したり、依頼をこなしたりと忙しい日々を送っていると、二人の下にとある情報が舞い込んでくる。
ヘンリエッタの母、アリスが街の北部にある遺跡群で目撃されたという情報だった。
それと共に北の遺跡群では突如、全ての魔導技術の源たる物質、エーテルの異常噴出――エーテルタイドが観測される。
さらにエーテルタイドは嵐となり、何かを求めるかのように全てを破壊しながらテュフォンへと南下。
その嵐の中心には、未確認のゴーレムらしき存在が確認された。
テュフォン総統府は、この事態を受け全傭兵へと緊急依頼を発令。
〝嵐の中心たる未確認ゴーレムを撃破せよ〟
母の気配を嵐の中に感じたヘンリエッタもまたこの依頼を受け、愛機と共に出撃するのであった。
果たして未確認ゴーレムの正体とは。
ヘンリエッタが作られた本当の目的とは何か。
一人の少女を中心に、世界が変わろうとしていた。
*注意*
・なんちゃってメカ要素、SF要素多めです
・ちゃんと竜とか魔法とかファンタジー要素もあります
・現代基準の文明となっています
・ダブル主人公に近い構成になっています
・メカ警察、ミリタリー警察、SF警察などのコメントは読まずに即削除しますので悪しからず