あらすじ
数百年も昔から人類を恐怖に叩きつける存在《怪異》は、妖術師と呼ばれる特殊な妖術を扱う人間によって討伐されてきた。
2020年6月、妖術師を育てる教育機関《妖術師育成機関学校》、略して妖学に一人の転校生が転校してきた。
転校生の名は《久楽命(くだらめい》、普通ならば妖学に入学するのは妖術師の家系の人間のみだが、彼だけは妖術師の家系ではなかった。
命の入学理由は《憑かれたから》。S級仮想怨霊《酒呑童子》に憑依されたがために、その制御を学び、酒呑童子の力を役立てるために妖学へと入学を果たす。
「僕が、人を助けられる?」
「できるさ、絶対にね。」
命のせい、いや、酒呑童子のせいで死んだ人間の数は10万を超える。その犠牲のせいで世界妖術師協会は彼に死刑判決を下すが、それを阻止する女がいた。
その女の名は《陽桜創祀(ひおうそうし)》。現代妖術師の中で最も強い女と、歴史上最も強い妖怪に囚われた男の織りなすストーリーの先には、何がある?