あらすじ
|私立玖愛高等学校《しりつきゅうあいこうとうがっこう》は、美女しかいない。
これはあくまで噂程度のものだが実際に入学した生徒は口を揃えて言う。
「あれは噂なんかでは無い、本当だ」と。
そのせいか男子の入学倍率は5倍をも上回る。
それに対し学校側も入試の難易度をあげるなどの対応を行っているが倍率は依然そのままである。
そんな学校に2023年度、ある男が入学した。
その男は他の男達とは違い、美女が目的な訳ではなく単に学力の高さに惹かれて入学しただけだった。
その男も"美女しかいない"という話は噂程度にしか思っていなかった。
ただ数人本当に美人な生徒がいるだけなのだろう、と。
だが実際は違った。
学校には美女しかいなかった。
しかもレベルが違った。
もちろんそのレベルの高さに興奮して男どもはランキング付けなどを始める。
それは全学年232人の内1位から232位までその全てを。
もちろん1位に輝けば自ずと周りからの評価が変わってくるし、最下位だったら目を向けられることもない。
だがその男はこんな順位付けなどクソだと思っていた。
そんな中たまたま出会った日陰者のランキング最下位の少女。
彼女は誰にも目を向けられることなく1人で過ごしていた。
何を言っても無視、何をしても見て見ぬふり。
その男だって彼女を見て見ぬふりをすることだってできた。
でも男はその少女に手を差し伸べた。
そして言った。
こんなクソみたいなランキングに、学校に一矢報いてやろうと、周りのヤツらを見返してやろう、と。
人間不信になりかけ最初は心を開かなかった彼女も、毎日声をかけてくれるその男の気持ちにだんだんと心を開き始める。
そして、今までバカにして来たヤツらを見返すために動き始める。
これは自分に自信の無い少女と、この世の不条理に異を唱える男の成り上がり青春ラブストーリーだ。
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※こちらはカクヨムコン9に応募している作品ですが、出版社様からのお声掛けがあった場合直ぐに応募を取りやめます。