あらすじ

東京の郊外にある「菖蒲園ゆうえんち」──。 そこにたったひとつだけ、客の歓声のかわりに閑古鳥を鳴かせているアトラクションがあった。 「番町皿屋敷」 そのアトラクションの看板には、おどろおどろしい字体でそう刻まれている。 江戸時代に流行った怪談「番町皿屋敷のお菊」をモチーフにした、お化け屋敷である。 皿数えのお菊、ろくろ首、唐傘小僧、のっぺら坊、提灯お化け。 これら古臭いお化けしか出てこないこのお化け屋敷には客がめったに入らず、すたれていた。 だが、人々は知らない。 この皿屋敷に出てくるお化けたちが、実は本物のお化けだということを。 彼女たちは「お化けを演じる人間」を演じながら、ひっそりと平穏をたもっているのだった。 ところが、ある日、新しく就任した遊園地のオーナーから「一ヶ月で成果を出さないと皿屋敷を閉鎖する」と言われたことから、お化けたちの愉快な非日常が始まり・・・。

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カクヨム
カクヨム2023/12/21
  • 現在の作品あやかしまやかしいとおかし