あらすじ
皆瀬未来は同級生の星壮真が気になる。
というのも、彼がいつもボッチなのは自分のせいかもしれないからだ。
入学式の日に壮真と出会い笑い合った未来は、このまま仲良くなれるものと思っていた。しかし壮真は未来を一方的に拒絶し、誰も寄せ付けずにひとりで過ごすようになってしまった。
ふたりの間に深い溝ができたまま1年が過ぎ、次の春がきた。クラス替えがあっても、昨年と同様に誰とも馴染もうとしない壮真に未来は胸を痛める。
「星くんが、また私と喋ってくれますように」
舞い落ちる桜の花びらを空中でキャッチできたら願いが叶う。そんなあやふやなおまじないに縋って、未来は桜の下で手を伸ばした。