あらすじ

高校1年のクリスマス、白崎涼は『学校のマドンナにフラれたガリ勉』として、学校中の者から避けられてしまっていた。 そして高校2年の夏休み終盤、両親が海外へと行く事に乗っかり、自分も転校させて貰う事を両親から了承を貰う事に成功し、母方の実家である、田舎へと行く事が決まる。 姉である優空の受験の息抜きのプチ旅行と共に、田舎へと向かった涼であったがーー。 「あそこからは海神様《トランボス》が来る。そして夢を叶えてくれるんだ」 深く青い海の中、6畳ほどの広さ。そこには白く波も立たない場所が海の上に存在して居た。 そこには海神様が居ると言う。 「いつかは……いつかは、そこから出れると良いな」 そう思い、そっと呟く。 願いであって、願いじゃない。そんな願いに返事をする者が1人。 『貴方もね』 そう答えるのは、謎の真っ白な巫女服を着た女性だった。しかし、彼女は直ぐに消えてしまって……? 海神様に謎の巫女、そして。 「涼くんさ、私が人の願いが分かるって言えば信じる?」 ーーこの地には、不思議な事が多く、不思議な者も多く居る。 人生は長く、短い。 思い出は色褪せないが、記憶はあやふやになって行く。 生きる事で救われるのか、それとも死ぬ事で救われるのか。この人生という短い時間で、人は何を成せるのだろうか。

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カクヨム
カクヨム2023/12/08
  • 現在の作品消え去る海神様に、願いを込めて。