あらすじ
1:出会い頭に悲鳴を上げられる事には慣れっこだ。
2:初めて会うおまわりさんには必ず職質される。
3:順番を譲られるので、コンビニのレジで並んだ事が無い。
4:何も喋っていないのに、いきなり謝られる。
5:満員電車って何? っていうか、自分の周りだけ人が居ない。
例外:高校三年のバレンタインデーに、チョコレートらしき物が机に入れられていたが、誰かのイタズラか、生け贄的な貢ぎ物だと思っていた。
上記全てに心当たりがあり、コワモテを自覚している大学生の南雲だが、その見てくれにも関わらず、趣味はゲーム作りというオタクだ。
そんな南雲が、自作ゲームのBGMを作成している時に、ふと、高校時代のチョコレートの事を思い出す。
まさか有り得ないと思いつつも、妄想はどんどん膨らんだ……。
なんだかテンションが上がってきたので、思い浮かんだメロディーをハードシーケンサーに入力した。
ところが、思った以上に出来が良かったので、歌詞を付けてみる事にした。
歌詞が出来上がったら益々テンションが上がったので、マイクを繋いでレコーディングもしてみた。
そして……音楽ド素人の南雲はテンションMAXのまま、顔出し無しで動画サイトにアップした。
――神の悪戯か悪魔の罠か。
周りから散々敬遠されてきたコワモテ南雲に、人生最大の転機が訪れる。
次々と現れるヒロイン達に翻弄されつつも、懸命に自分の進むべき道を模索する主人公。
果たして彼には、どんな未来が待ち受けているのだろうか。
※読んで下さった方々、応援やレビューを下さった方々。どうかこれからも息災でありますように。