あらすじ
廃校にあったガリ版印刷機が異世界に転移。
それをつかって、冒険者のキノとその親友リリカは、この世界で最初の印刷による「本」を作って安く売ってみた。だが、それは当然それまでの唯一の「本」である「聖典」の価値を下げ、教会の逆鱗に触れることに……。
しかし、本の可能性に気付いた二人は、今度は教会から文句が言われない「物語」を生み出す。
そして、それはやがて、民衆を突き動かし、大きなうねりとなって、この世界を変えていく。
と、同時に多くの人々が、「物語」を生み出す世界に突入していく。
それは多くの人を悦ばせる一方で、権威あるものたちから苦々しく疎まれることに……。
そして印刷はやがて、物語以外の「情報」をも伝えていくのであった。
しかしやがて、王国は、隣国との戦争に突入する。
多くの兵士が亡くなり、悲しみに暮れる。
そんな中、一冊の本がきっかけで、人々は本を忌み嫌うようになり、本の内容は国が検閲するようになる。そんな検閲をかいくぐりながら、傑作を生みだそうとする作家たちを、国家は取り締まるようになるが……