あらすじ
「貴方はだれ?」 「私は何?」 異世界蓬莱の民から尊敬される巫、浄滅の巫である主人公は意地の悪い長老により軟禁生活を強いられていた。 そんな主人公は毎晩『自分では無い誰かの人生』を夢で体験している。そこに毎晩現れる『彼』は一体何者なのか? この疑問はずっとコハクの中に残った。 ある日主人公が目覚めると侍女が泣いていた。理由を尋ねれば主人公が毒を盛られて瀕死だったそう。さらに、記憶まで失ってしまう。 目覚めて浄滅の巫として卜占に勤める主人公であったが、軟禁生活に飽き飽きし、侍女の服を借りてプチ家出を試みる。 家出先で遭遇したのは、ひったくりにあった少年2人。2人が奪われた物を取り返すべく、コッソリひったくりから荷物を取り返した主人公。しかし、今度は通りかかった男にスリだと間違えられて捕らえられそうになる。 そして、なんとその男こそ夢の中の『彼』であったのだ。 毒を盛ったのは誰か? 毎晩見る夢の正体は何か? これは不器用な皇帝と、素直になれない巫の過去と未来が交差する恋愛譚。 相見る時難く別るるも亦難し 東風力無く百花残す 春蚕 死に到って絲に尽き 蝋炬 灰と成って涙初めて乾く 暁鏡 但愁う雲鬢の改まるを 夜吟 応に覚ゆべし月光の寒きを 蓬莱 此を去ること多路無し 青鳥 殷勤に為に探り看みよ 李商隠『無題』 書き下し文に修正した ❀·° お詫び○今まで異世界転生物として書いていましたが話がややこしくなる為、主人公が初めから異世界の住民という設定に変更しました。申し訳ございません。 ❀·° 登場人物 ❁⃘*.゚主要人物 曇花(タンファ)○浄滅の巫と呼ばれる仙術師 。毒を盛られて以降記憶喪失になっている。 刻天(クーティエン)○蓬莱の皇帝。ヒモではない。 鈴鈴○本名、鈴汐(リンシー)。曇花の侍女。ちなみに甘党。 雲姐○本名、雲沫(ウンムォ)。曇花の侍女。踊り子時代1番得意な演目は蘭陵王だった。 楊将軍○本名は楊寿。武神と謳われる女傑。料理の腕は天災的。 白澤○自称仙術師の胡散臭い男。本名不明。本人曰く、大体の事はそれなりにできる。 ❁⃘*.゚極楽道 白無常、黒無情○極楽道に属する双子の仙術師。本名不明。 ❁⃘*.゚長老 雲然○雲姐の祖父。長老。 浩宇○長老。 ❁⃘*.゚故人 曇月○先代の浄滅の巫。弟子が4人いた。 ❁⃘*.゚所属不明 河魄○曇月の弟子の1人。アニキポディション。 固有名詞 蓬莱○作品の舞台。山の上にある都市 水煌廟○水姑娘娘を祭る霊廟。管理者は浄滅の巫 浄滅の巫○水姑娘娘に使える巫女。民衆から慕われており、娘娘の敬称が使われている 黎明宮○蓬莱の宮殿 天仙○千年以上生きた蓬莱人 長生薬○不老不死の薬 壊丹薬○長生薬の解毒剤。蓬莱の民にとっては猛毒 極楽道○怪しい噂が蔓延る宗教団体 ❀.*・゚ 近況ノートに本文では書ききれない設定を載せるつもりです。本当は全部書きたいのにね。情報過多になるからね。