あらすじ
独房。そこはベッド、トイレしかない質素な空間。……いいや、忘れてはならないのはそう、囚人。これで完成。
ここから生まれるのは嘆き、怨み、退屈……。死刑の時を待つ囚人などそんなもの。彼に与えられるものなどない。その必要も。干渉されないのはむしろいいことと言えたが、できることはただ眠ることと妄想くらいなもの。
あるはずもなかった輝かしい人生を想像し、時には自慰もしたが、どこか虚しい。
それでもするしかなかった。男はベッドに横になり、目を閉じる。そこは思いのままの世界。時間をかけ、繰り返し行ってきただけに中々に鮮明、設定も凝ってきた。