あらすじ

BL小説の中へ憑依していた――。 病弱受けのエドリックとまったく同じ奇病を患い、次に死んだら3回目。これ以上、虚しく死んでたまるもんですか。 彼が飲む薬一滴、吐息ひとつまで逃しはしないんだから! 「出てけ!出て行けってば!!もう、うんざりなんだよ!!!…おい、お前膝なんかついて何してるんだ?」 「お坊ちゃま。どうせ捨てるなら私の口へお捨てください」 薬瓶を投げていた腕を慌てて引っ込めた彼に、物欲しそうに私は言った。 「そのまま顔にかけてくださっても、かまわないんですが…」 その瞬間、お坊ちゃまの瞳が大きく揺れた。 私は人生の恩人であるお坊ちゃまをしっかりとお世話してきた。幸いにも彼は元気に育っている。 さあ、もう回復もしただろうし恩返しもできたはず。 そろそろ脱出の時…。 「あんなに僕のことが好きなのに、どこに逃げるつもりだ」 「……」 「お前、僕なしじゃ死ぬんだろ」 いつの間にか、彼は飢えた捕食者の顔つきになっていた。

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ピッコマ
ピッコマ2023/11/05
  • 現在の作品お坊っちゃまに執着して生き残ります