あらすじ
いよいよ、この時が来た。私は2年の時を費やして厚めに集めた証拠文書を手に、目的の人物の部屋へと足を進める…
――3年ほど前――
「すまない、ルーフェリア…こんなことになってしまって…」
「私たちが親でありながら何の力にもなれなくて…本当にごめんなさい…」
心の底から申し訳なさそうに私に頭を下げているのは、私の愛する二人の両親だ。
「大丈夫よ、二人とも。私だってもう子供じゃないんだから。これが私の運命だというのなら、受け入れるだけの話よ」
私は半ば強引に、リオーレルという男性に婚約をさせられていた。二人は最後まで彼から私を守ろうとしてくれていたのだけれど、結局その行動もむなしく私は彼の元へ身を寄せることとなった。