あらすじ
如何なる問にも真実で答える預言者がいた。 「この世界を作ったのは人間である」 哲学者の問に対する預言者の答が全ての理をオムファロスの密室に閉じ込める。 一方、色数山荘と名付けられた別荘で休暇を楽しむミステリ研究会の一行は、客室の一室で男の死体を発見した。男のシャツの胸ポケットからは奇怪な手記が見つかる。 更にその部屋は誰も侵入できず、誰も構築し得ない完全なる密室であった。現場検証をするミス研メンバーであったが、密室はより堅牢になるばかり。 俄に展開された密室講義は、一つの答を導き出すのだが――。 推理不能の最終章、密室構築の真相と黒幕は一体――? 世界初の密室と共に、奇書が生まれる。 四大奇書愛好家の作者による一作。