あらすじ

【ディス・スピーチ・ファンタジー恋愛ごっこ譚】(中編・2万6千字程度) 家に住みついた「小精霊」がこっそり家事を手伝ってくれる、そんなのは100年も前の昔話。 工場地に変わった「おとぎの島」で、国王の使役する「小精霊」が、砂糖や紅茶、妖精の粉を大量製造することで王国は豊かさを享受していた。 使役魔法の代償は「声」――獣のように鳴くことしかできず、口や喉で話していたことを忘れかけている時代、人々の間では筆談用の機械(会話機)が広く普及している。 労働する「小精霊」に混じって生きてきたピピは言葉を発する(発話できる)最後の生き残り。喋り猫のカトドから人間は嘘をつくと教えられ信じていたので、初めて見る人間――アラスタ王太子に、妖精王の養い子、妖精姫と嘘をつく。 使役に干渉せず沈黙を続ける妖精王と交渉するために来訪していたアラスタは、王侯的な計略から妖精姫に求婚する。 ピピは、嘘のごっこ遊びだと勘違いして応じてしまう。 カトドを連れて王都にやってきたピピは、あまりに沢山の人間がいることに怯え、ティーガーデンに逃げ隠れて東屋で暮らしはじめる。アラスタとお喋りと筆談をする日々は、嘘と本当の交じるごっこ遊び。 孤独を知りはじめるピピと、王国の繁栄を背負うアラスタ。二人は決断は……。 別々の世界で生きてきた二人が、互いに向き合うまでの物語。 『世界を変える運命の恋』中編コンテスト応募作品ですので、キリのいい第1部で完結としています。 作者の思う読みどころ ●現代社会にも通じるテーマの隠れたヴィクトリア風世界観 ●自覚せずにいた孤独をヒーローから教わるヒロインの成長 ●残念みのあるヒーローのうまみ成分 ●局所的な舞台(東屋)での嘘と本音の交じり具合

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カクヨム
カクヨム2023/11/04
  • 現在の作品妖精姫のお喋りに会話機はいらない~婚約ごっこはティーガーデンの東屋で~