あらすじ
あることをきっかけに陸上競技から距離を置いていた黒羽迅の日常は、彩度を失い灰色になっていた———「無機物少女」が現れるまでは。 表情の動かない少女・エミリーと彼女を取り巻く学生たちの、鮮やかな青い春の群像劇。 ※このたび自費で本を出版しました。途中までの掲載となります。 ///////// 主な登場人物 ■黒羽 迅(くろつば・じん) 三度の飯より走ることが大好きで、他の追随を許さぬ走力を持つ男子生徒。毎朝ランニングに出かける程の陸上バカで、陸上部の部長を務めている。 ■エミリー 日本人の父、イギリス人の母が両親のハーフ。現在は日本で召使いの爺やと共に暮らしている。 頭脳明晰であらゆる問題を僅かな時間で処理することができる天才だが、感情に一切の抑揚がなく、表情は常に無表情のまま固まっている。 ■赤坂 翔太(あかさか・しょうた) 「星釣り(本人曰く星と語り合う事)」を趣味とする一風変わった生徒。天体現象や星の観察が大好きで、口を開けば星の話をしている。あまりにも星が好きなので、新たに天候観測隊という部活動を設立した。 ■白和泉 麻望(しらいずみ・あさみ) いわゆるギャル風の生徒。生まれつき天候を予知できる能力(虫の知らせのようなもの)を持つ。