あらすじ
現実日常の中に、ちょっとした便利グッズや生活のスパイスとして「魔法」の存在が認知されている世界。 都立・南桜(なんおう)高校では部員不足により廃部寸前に追い込まれた「科学部」を救うため、幼馴染みの裕昭(ひろあき)に頼み込まれ入部することになった高校2年生で魔法使いの奏天(かなで)と瞳海(ひとみ)の双子姉妹。 二人の入部で人数規定をクリアし廃部危機はなんとか乗り越えたけれど、このままでは翌年にまた同じことになってしまう心配も。 それなら、せっかく科学部に正反対の属性である「魔法使い」が入部したのだから、活動名だってそのままじゃ芸がない。科学と魔法の相反するものを混ぜたっていいじゃないか!とその名も「マジカルサイエンス部」とリニューアル。まずは知恵を絞って新入部員獲得に燃える一同。 その甲斐あって、科学と映像の魔術師と絵描き&まだ自覚のなかった魔法使いと二人の1年生を迎えて無事に新体制はスタート。 学校の生活に加え、自宅の雑貨店「こころ屋」の手伝いをする中で出会っていく、盲目の先輩・耳が不自由な下級生・心を壊しかけた同い年…。自分たちの魔法を使ったサポートを続けていくうち、知らぬ間に少しずつ増えていた味方の力を借りて、その年の学祭展示からは前年までの閑古鳥はどこへやら。春先に廃部の危機を伝えた生徒会すら度肝を抜かれるほどの全力投入をすることに。 一方のプライベートで、奏天と瞳海の双子姉妹にとって裕昭は自分たちの存在を認めてくれる大切な幼馴染みであり…。でもその言葉は誰のもの…? 誰から告白されてもOKをしない裕昭には幼馴染みの二人にさえ伝えてない大きな葛藤があった…。 幼馴染み・部活・友人・色恋沙汰・そして卒業後へ……。一生の友達ができるのもこの頃と言われるほど、全力で高校時代を駆けた仲間たちの青春群像をどうぞご一緒ください。