あらすじ
2123年、未知との遭遇を突如として迎えた地球。 異星人であるヤンデロリアンたちは、地球の文明が未熟と判断し、植民支配計画を受諾するか、彼らの科学の餌食となるか、96時間以内に選択するよう、スイス・ジュネーブの旧・国際連盟本部へと通達する。 各国首脳が緊急で、再度、国際連合本部へ招集されるが、期日が迫りつつも、参加をしない国々も多く、なかなか意見がまとまらない。 そんななか、歴史学者と天文学者の対策チームによってある仮説が提唱される。 「ヤンデロリアンは、遥か彼方からやって来た。彼らの惑星にある望遠鏡がどれほど高倍率であったとしても、その光景は何百、何千、何万光年も前の歴史である」 それをあたかも裏付けるように、ヤンデロリアンは自らを、「平和の使者」にして高度な文明人であるため、環境を悪化させるつもりはなく、「地球におけるチェス」を用いて、その勝敗を決めようと提案してきた。 賛否両論や陰謀論が飛び交う中、国連はチェスによる「第一次惑星間戦役」の勃発を宣言し、緊急で各国のチェス協会から優れたプレイヤーを選出し「地球連合騎士団」を結成する。 大学4年の藍川史郎は、幼いころ趣味で始めたチェスをきっかけに、日本代表として思いもよらない日々へと巻き込まれる。