あらすじ

とある「襤褸屋」に集う高砂(たかさご)、ID、笠原(かさわら)、腔(こう)、ミチの五人が織りなす原初を廻る物語。 ある日、館を訪れた腔の左耳に餓鬼が噛り付いていた。高砂がそれを祓う。しかし後に腔は高熱を発して倒れた。耳には赤い痣が残っていた。同時期、IDは路傍で記憶を失った女を拾う。彼女はただの人間ではなく、「いお」とだけ名乗る他、池と塚、何かを祀っていたような記憶があると云う。高海沢(こうみざわ)科学研究所にてヘッドを勤めるIDは部下に彼女の情報を集めさせるが上手くいかない。気の進まぬまま実父にあたる研究所創始者・和國やミチにも問うて回った結果、彼女は諏訪(すわ)貴湖(たかこ)と云う民俗学者だと知れた。高海沢科研一の情報収集家である松本(まつもと)によると、彼女は魚ヶ瀬ダムを造った平坂建設会社社長の非嫡出子であり、なんと彼女の失踪と同時期に彼女の異母兄・平坂(ひらさか)貴志(たかし)も行方不明になっていると云う。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2023/06/06
  • 現在の作品魚燐幻惑