あらすじ
探偵エルフさんが秋田を調査した理由は、『北秋田地方の日常生活にある不思議と良いな』を探す ゆるゆる日常小説です。 探偵エルフさんのレナ=ホームズと、秋田っこの柳 備朶(ヤナギ ソナタ)が、今日も北秋田地方のフィールドワークをします。 日本における秋田県は、人口91万人強の田舎だ。 長い冬もあり、地域コミュニティとしては、閉塞的である。 秋田県の女子高生、柳 備朶(ヤナギ ソナタ)は心の行き詰まりを感じていた。 異世界ファンタジーのような幻想郷でない。 何でも出来る優れた勇者の能力もない。 それどころか、都会では2分弱で来る電車もバスも、この田舎じゃそんなに走ってない。 あるものは、広い田んぼと畑、山、川、海! この閉ざされた世界の見方を変える、金髪碧眼エルフの少女がいた。 日常の謎解きが大好きな彼女は、レナ=ホームズ。 持っていた虫眼鏡で、秋田を見つめる。 「……良いかな。私は変えようがない1人の私を卑下しない。だからね、たった1つの故郷を卑下しちゃいけないよ。ソナタ君?」 「秋田の魅力? この街に、故郷に自信をもっていいんだが?」 事件のはじまりは、いつだって小さな日常の謎からだ。 そして考えて行動して、自分なりの答えを導き出す。 歴史、衣食住、春夏秋冬に見せる景色の数々がある。 秋田犬、桜、稲庭うどん、夏の星空、ひんやり風穴、紅葉、きりたんぽ、ハタハタ、雪景色、温泉などなど。 見慣れていた秋田は、こんなにも美しいのか! ソナタの心を溶かしてくれた、レナの愛情は真っ直ぐで温かい。 些細なことで悩んでいても、探偵エルフさんはずっと側にいてくれる。 「ソナタ君の心は動いたかい?」 「……まんず、友達になってけれす」 「まず……か。あぁ、もちろんだとも!」 至って平凡な容姿で、特に目立った才能もない。 そんなソナタに、探偵エルフ・レナは惹かれている。 薄々気づいてきたソナタは、レナのピンチ以外は、その愛のささやきに塩対応。 探偵と助手、友達同士の関係性は、どこか不器用で微笑ましい。 秋田の日常の謎を探しながら、あの日に置いてきてしまった日常の懐かしさを、探偵エルフさんたちともう一度振り返ります。 さて2人で、秋田の日常の謎を捜査開始です! 皆さん、秋田へようこそ!