あらすじ
夜這い
遠藤さくら(著)
本文:6620文字【プロローグ】まで記載
寝て起きたら、勾留されていた。
これは本当であり、波乱万丈である。
その日は、就寝薬とアルコールを混ぜ合わせた飲み方をしていた。
そして、気が付けば、警察署の勾留所の中だ。
自由も利かず、自分よりも年上の人に、当番弁護士制度を教わった。
二十年も昔の話なので覚えてはいない。
記憶に無い、やっていない。これで押しとうそうと思ったが、刑務所へ二、三年なら行っちゃった方が早いと聞く。何故ならば、下手に仮釈放を貰い、満期ででなければ、更に重い量刑がつく。私が、警察署にいる間、仮釈放で出所したのは、雀荘の店長たちだけだった。
私は、通常の刑期とは異なり、殆ど実刑五年の間、遊んで暮らしていた。刑務所は漫画だと言うが未決勾留365日を貰い、求刑六年、実刑五年で、殺人未遂を中で犯して、満期出所となった。仮釈放は浮き足立つ。
無事に出所できるものはごく僅かだ。再犯率は高く、刑務所にどうせ入るならば、本の虫になると良い。
21歳だった私は、自業自得な生活を送っていた。現住建造物等放火、現住建造物等以外放火、建造物等放火、器物損壊、窃盗の容疑で逮捕された。新宿の警察署にて逮捕されたときは、煙草くれよしか刑事には言わなかった。どうせ逃げねえだろといわれて、逃げるどころかまた放火の日々を繰り返した。
しかし、本当の犯罪はばれてはいかった。性犯罪とはなんなのかを紐解く。