あらすじ
地球にあるすべてが海に沈んでしまった時代。 とある人々は、海に眠る古代文明の遺産を手中に収めようと海へと挑もうとした。 浪漫と期待に胸を膨らませた彼らが最初に目の当たりにしたのは、怪物だった。 人々が魔法を中心に深めた文明で生きた、魔獣。 人々が機械を中心に深めた文明で作られた、殺戮兵器。 更に、それらの怪物から生き残るため強く進化した海獣と呼ばれる生物。 人間には到底、手に負えない化け物ども。 過去の遺産を諦める者が続出する中、一度ついてしまった浪漫と期待という火をどうしても消せない者達がいた。 その勇気と自由を称え、その者らに誰かが名を付けた。 海に挑み、すくう者。《サルベージハンター》と。 少年ヒバナは、そのサルベージハンターに憧れていた。 ただ、少年はサルベージハンターには決して成れない。 サルベージハンターに必要な《自由》が、少年には欠ける。 少年は、サルベージハンターに成れない唯一の身分《奴隷》なのだ。