あらすじ
1人暮らしの大学生、悠斗は魔術とスキルを組み合わせて戦うRPG『救世主の軌跡』に熱中していた。 この『救世主の軌跡』は様々なシナリオに分岐する仕様となっているため、エンディングもまた、複数用意されている。 悠斗は、そんなシナリオを全てクリアする、完全攻略を目指していたのだ。 そして1日半に渡る格闘の末、遂に攻略を終え、ゲームのエンディングリストを確認すると、まだクリアしていないシナリオがあることに気が付く。 仕方なく再びゲームを始めようとした悠斗だったが、その瞬間、意識を失ってしまうのだった。 次の日の朝、悠斗は見慣れない部屋で目を覚ます。 体が赤ん坊になっていることに混乱する悠斗だったが、部屋に入って来た男を見て目を疑う。 その男は、ゲームの最後で主人公たちによって倒される、死霊術師の公爵であった。 男に名前を呼ばれたことで、悠斗は自分が悪役の公爵家に生まれ変わってしまったことを理解する。 これにより悠斗は代々受け継がれる死霊術と、生まれ持った大罪を冠するスキルを駆使して、悲惨なゲームの結末を変え、生き残りを目指すことになるのであった。 そんな状況の中、街中で救ったハーフエルフの少女が、同じ制作会社の別のゲームに登場するキャラクターだと分かり、この世界の謎に直面する。 果たして運命をくつがえし生き残ることは出来るのか。ゲームの裏側に隠された、この世界の真実とは。 生き残りをかけて世界の謎を解き明かす、悪役による冒険ファンタジー。