あらすじ

「はぁー、はぁー、はぁー!」 次第に荒くなる息遣い。顔は赤く、汗の量も尋常ではなかった。背中には大きなシミができている。爆発寸前の爆弾を彷彿とさせるその形相。それもそのはず、その男が見つめるのは暗い銃口。 「はっ、はっ、はっ、はっ」 銃を構える彼の内に今あるのは躊躇いそのもの。その脳内では壁に跳ね返るボールのように、先程からずっと声がしている。 ――撃てよ。さぁさぁ撃て撃て。正しいことをするんだ。ほーらぁ、しぃーっかりと狙ってなぁ、脳みそを吹き飛ばしてやれぃ。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2023/10/22
  • 現在の作品向けた銃口