あらすじ
科学とオカルトの融合した遠未来でスパークする、吸血鬼ガール×ロボットガールの恋の反逆アドベンチャー! 銀の髪に赤い瞳の美しい容貌を持つ、吸血鬼の少女ヴィネガー。 彼女には魂の導く運命の相手がおり、その相手の血を飲めば吸血鬼としての力が何倍にも跳ね上がり、またその相手とは運命の恋に落ちるとされる。 まだ見ぬ運命の相手を求めて八百年の眠りについたヴィネガーは、二十九世紀に目覚め、建築様式の様変わりした漆黒の都市に降り立つ。 魂の導くまま行動したヴィネガーは、多脚車両に追われる一人の少女と出会う。 銅色の髪。緑色の瞳。灰色のメイド服。名前はトネリコ。 ヴィネガーはひと目見て、彼女こそ魂の導く運命の相手だと確信する。 しかしトネリコは人間ではなく、血液が一滴も流れていない、ロボットであった。 トネリコは追ってくる機械から逃げ続ける。 この時代、政府は人口管理の一環として、自由恋愛の禁止を打ち出していた。 その中でトネリコを所持していた管理者は秘めた恋をいだき、想いを伝えることなく病死した。 トネリコは管理者の想いを伝えたいと、ラブレターを持ってその相手に会いに行こうとしていたのである。 運命の恋を求めるヴィネガーにとって、その話は心ときめく行為であった。 そのため治安機構との対立もいとわず、ヴィネガーはトネリコと連れ立つことにした。 しかし、八百年前には存在しなかった素材でできた機械群に対し、人外の膂力を持つヴィネガーも手をこまねいてしまう。 治安維持戦力の攻撃を受け、ヴィネガーは窮地に陥る。 巻き込んだことを悲しむトネリコ。そのときヴィネガーはあることに気づく。 血の流れないトネリコの「運命の血」を受け取り、ヴィネガーは、進化する。 ヴィネガーの旧友であるメリーも加わり、三名は世界の治安に反抗して冒険をする。 旅路の果てに、愛を証明するため。 世界に自分たちの存在意義を、定義するために。