あらすじ
少年には趣味がある。 それは自由研究で作成したアリの巣を眺めること。 透明なガラスの向こうにあるアリの巣の断面を見つめ、迷路のような構造を眺めることである。 毎日、少年はアリの巣を眺めていた。 そのせいなのか、何かしら奇異な力でも呼び寄せたのかもしれない。ひょろりと、アリたちがあやかしの姿に変わってしまった。年老いた猫が化け猫に姿を変えるように、アリたちが金槌坊というあやかしの姿になっていた。 アリたちは真っ黒な皮膚、大きな目の姿に変わっていた。 手にはハンマーのような物を持っている。 その姿を見て、少年はダンジョンを作ることにした。 趣味が高じて。 アリたちに指示を出し、少年は世界中にダンジョンを作り出していた。たくさんのダンジョンができると、楽しいダンジョンライフを迎えることができると信じていたのである。 しかし、予期せぬ出来事が起きる。 ダンジョンの中で、忌わしい気配が漂う黒い石を見つけてしまう。それは人非ざる者が作り上げた呪われた物であることがわかった。 ダンジョン作りに支障をきたすため、少年はハンマーで黒い石を壊そうとした。黒い石が割れると、呪いをかけられて少年はあやかしの世界に足を踏み入れることになる。 さらに、友人と一緒にダンジョン探検へ行くと、モンスターを倒す姿を配信され、何故かヒーローとして扱われるようになってしまう…。 少年はダンジョンライフを満喫することができるのか… ※|金槌坊《かなづちぼう》 『百鬼夜行絵巻』にて大アリと呼ばれている。 wikipediaから抜粋 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%A7%8C%E5%9D%8A#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Muromachi_Oari.jpg