あらすじ
一つ下の学年であり妹のような存在の東園寺さくらと付き合い始めた夢野十夜はとある悩みを抱えていた。 それは彼氏彼女らしいことをしたいと思いつつも、純粋で真面目な性格のさくらに嫌われるのではないかと最初の一歩を踏み出せず、恋人としての関係が一向に進展しなかったことだった。 このまま友達の延長線上の恋人……。 そんな風に悩んでいたとき、とある噂話を耳にした。 ──未来夢。利き手の甲に自分の名前を書き、逆の手に名前が入るぐらいの大きさの丸を書いて寝ると、未来の自分の結婚生活の夢が見れる……。 なんの信憑性もない噂話だが、さくらとの結婚生活が見れたらいいなと十夜は興味本位で試してみることにしたのだが。 「ねえ、あたしと結婚する夢見たでしょ?」 夢に出てきたのは、さくらとは見た目も性格も真逆の同級生、奏原楓だった。