あらすじ
ダズワルド監獄は魔術師によって造られた世界で唯一の場所。 霧が支配する監獄に収容された囚人は、二度と外界に出ることはないとされている。 魔術を使えない人間でありながら魔力の器を持つフィリリアは監獄の守り人として境界線の強化に務めていた。皆勤賞で優秀な彼女は周りの同僚たちからも一目置かれる存在だった。 ある時、体調を崩した同僚の代わりに隣の区域の守り人も兼任することになったフィリリア。黙々と仕事をこなす彼女の耳に霧の内側から聞こえてくるはずのない声が聞こえてきた。 声をかけてきたのは青年のネーベル。 姿の見えない囚人の声にフィリリアは不思議と興味を抱いていく。