あらすじ
魔法の才がないエレノアは、魔法陣作家として生計を立てていた。エレノアの作る魔法陣は複雑で美しく、大量のマナを必要とするため実用性は皆無の芸術品。「100年の時を超える魔法陣」という力作を仕上げたエレノアは、次の瞬間野外にいた。 同時に現れたヴィクトルという青年と話すうち、自分の魔法陣によってエレノアは100年前から、ヴィクトルは100年先からやってきてしまったのだとわかる。月が落下したことで莫大なマナが放出され、時を超える魔法陣が発動してしまったらしい。 月の落下によりあらゆる建物が崩れ、魔法は使えなくなり、魔物が生まれた。変わってしまった世界は、ヴィクトルの生きる新たな時代の始まりだった。 時を超える魔法陣を再び発動させるために、黄金種のドラゴンを狙う。共通の目標に向かう中で、エレノアとヴィクトルは互いの知識を持ち寄って人々を救い、街を作り、やがて惹かれ合う。 これは、時を超えた無才の魔女が、再び時を超えるまでの物語。 ※出血描写が少々あるので、残酷描写ありにチェックを入れています。