あらすじ
アルタイト帝国において『帝国の守護神』の異名を持つグレンジャー侯爵家のランスロット。大きな体と強面は威圧感を与えるが、清廉潔白な人柄で多くの人に慕われていた。
ところが、結婚に向けた準備が始まった矢先に婚約者の浮気が発覚して婚約は解消。いつの間にか世間ではランスロットの浮気や暴力が原因だと噂が立ってしまう。
捏造された中傷にさらされ『銀の狂魔』の二つ名までついたランスロットだったが、10年ぶりに国交を開いたサルバドール王国から突如縁談が舞い込んでくる。皇太子の勧めもあり、病弱な傷物令嬢だというオルタンシアを受け入れることにしたのだが……。
「俺の妻は病弱で学園に通ったことがなく、社交をしたことがないと聞いている。か弱い女性で荒事を怖がったり、屋外に長くいると貧血で倒れたりするような人を想像していたんだが……なんか違わないか?」
ランスロットを一途に慕うオルタンシアには何か秘密があるようで……。