あらすじ
西暦二〇二五年、三月二十日。
ここは妖怪大国日本。魑魅魍魎が跋扈する、世界有数の危険国家。
主人公の神楽坂弥勒は地方の孤児院で育った。孤児院の人々は皆温かく、彼にとって家族以上の存在だ。また彼には十年来の親友もおり、毎日会うほど仲が良い。
弥勒は幸せだった。そう、幸せ”だった”のだ。
今日、全てが壊れた。
弥勒は血の海になった部屋の中で一人、呆然と立ち尽くす。
何者かの手により、孤児院の人々は全員殺され、親友も失踪してしまった。
弥勒は絶望する。絶望は少しずつ憎悪に変換されていき、遂に視界が真っ赤に染まった。
〈その日、弥勒は妖怪になった〉
復讐を誓った彼は、孤児院事件と親友の行方に関する情報を集めるため、”人間に擬態し”、陰陽師育成高校へ入学する。
これは弥勒と信頼できる味方達の、戦いの日々を描いた物語。