あらすじ

「サイーナ、話がある。」
『はい、なんでしょうか。レオナール様』
「君は、エリス男爵令嬢を虐めたそうだね。階段から突き落としたり、物を壊したりと。本当なのかい?」

はい!?何のことやら。いったいなにがどうなっているのか。こっちが聞きたいくらいですわよ。
男爵令嬢とは、初対面ですし。

『こほん。殿下、私はエリス男爵令嬢とは、初対面ですし、そうした記憶がございません。』

「殿下!この人は、嘘をついています。証拠にこれを!」

そういい、差し出してきたのは、ボロボロになった髪飾りだった。
「これは、私の母の形見なのです。それを『レオナール様に近づかないで!』と言いながら、壊したのです。ぅぅぅ…」
と、泣きながら、レオナール様の後ろに隠れる男爵令嬢エリス。
その男爵令嬢を抱きしめるレオナール様。

いや、そんな髪飾り知らんわ。壊した覚えもないわ。イライラしすぎて、おおっと、お口が悪くなってしまったわ、おほほ。
それにしても、レオナール様に失望しましたわ。前までは、もっと立派でいらしたのに。
こんなレオナール様と結婚するくらいなら、婚約破棄されてもいいわ。

「こンなことをする君とは、一緒になれない。今、この場で婚約を破棄する!」

来ましたわ!!婚約破棄出来ました!
お前なんかと一緒になるか、ばーか!おおっと、また口が…

『分かりました。婚約破棄を受け入れます。さようなら。』

「えっ。ちょっと待っ…」

さぁ、これで自由だわ。サイーナ、自由にむけてはばたくのよ

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アルファポリス
アルファポリス2023/11/30
  • 現在の作品婚約破棄された令嬢は旅に向かう